処方された薬を人にあげるのは違法?知っておくべき危険性と適切な対処法

あなたは処方された薬を余らせてしまったことはありませんか?
「もったいない」と思い、同じ症状の友人や家族にあげようと考えたことはないでしょうか?実は、これは非常に危険で違法な行為なのです。
処方薬を他人にあげることの危険性
処方薬を他人にあげることは、一見善意の行為に思えるかもしれません。しかし、この行為には多くの危険が潜んでいます。
まず、処方薬は医師が患者の症状や体質、既往歴などを考慮して慎重に選択しています。同じ症状でも、人によって適切な薬や用量が異なる場合があります。他人の薬を服用することで、予期せぬ副作用や健康被害が生じる可能性があります。
また、薬の保管状態や有効期限も重要です。適切に管理されていない薬は、効果が低下したり、有害物質に変化したりする可能性があります。さらに、薬の相互作用も考慮する必要があります。他の薬と併用することで、思わぬ副作用が起こる可能性があるのです。
処方薬の譲渡に関する法律
処方薬を他人にあげることは、単に危険であるだけでなく、法律違反にもなります。日本の医薬品医療機器等法(旧薬事法)では、医薬品の販売や授与は、薬剤師などの資格を持つ者に限定されています。
一般の人が処方薬を他人にあげることは、この法律に違反する行為となります。違反した場合、罰金や懲役などの刑事罰の対象となる可能性があります。また、万が一、薬を譲り受けた人に健康被害が生じた場合、譲渡した側が責任を問われる可能性もあります。
余った薬の適切な処分方法
処方薬を使わなくなってしまった場合、どのように処分すればよいのでしょうか。以下に適切な処分方法をご紹介します。
- 医療機関や薬局への返却:多くの医療機関や薬局では、余った薬の回収を行っています。専門家が適切に処分してくれるので、最も安全な方法です。
- 自治体の指示に従う:自治体によっては、薬の回収や処分方法について指針を設けている場合があります。自治体のウェブサイトや窓口で確認しましょう。
- 家庭での処分:やむを得ず家庭で処分する場合は、薬を粉砕して燃えないゴミとして捨てるか、水に溶かして下水に流すなどの方法があります。ただし、環境への影響を考慮する必要があります。
いずれの方法でも、個人情報保護の観点から、薬の包装や説明書に記載された個人情報は必ず消去しましょう。
処方薬の適切な管理方法
処方薬を余らせないためには、適切な管理が重要です。以下に、処方薬の管理方法をご紹介します。
- 服薬スケジュールの管理:お薬手帳やスマートフォンのアプリを活用して、服薬スケジュールを管理しましょう。忘れずに服用することで、薬が余ることを防げます。
- 適切な保管:湿気や高温を避け、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。子どもの手の届かない場所に保管することも重要です。
- 有効期限の確認:定期的に薬の有効期限を確認し、期限切れの薬は適切に処分しましょう。
- 医師・薬剤師との相談:薬の効果や副作用について疑問がある場合は、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。自己判断で服用を中止したり、用量を変更したりすることは危険です。また、頓服薬などは余りがちになることもあり、余っていることなども医師や薬剤師に申告しましょう。
まとめ
処方された薬を他人にあげることは、危険で違法な行為です。薬は個人の症状や体質に合わせて処方されるものであり、同じ症状でも他人には適さない可能性があります。また、法律違反となる可能性もあります。
余った薬は適切に処分し、処方薬の管理を徹底することが重要です。薬の適切な使用方法や副作用について疑問がある場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。