処方されたお薬を紛失してしまった時の対処方法
「処方されたお薬をどこかに置き忘れてしまった。」
「お薬を定期的に服用していたけれど、途中でなくなってしまい、足りなくなってしまった。」
もし、このようなことがあった時には、以下のような対応をするようにしましょう。
紛失した場合の初期対応「まずは探す。」
処方されたお薬がなくなってしまった時には、まずは探してください。
例えば、車の座席の周辺、冷蔵庫の周辺、仕事用のバックの中、デスクの周辺に置き忘れるということはよくある話ではあります。また、調剤薬局の途中で立ち寄った場所で薬の確認などをしなかったかを思い出し、その場所に遺失物として届いていないかを連絡をして確認をします。
また、服薬中に、お薬を紛失した場合は、前回の服用の時に置いた場所を中心に探すようにしましょう。
例えば、血圧の薬を毎日飲んでいて、突然それが見つからなくなったとします。まずは落ち着いて、薬を置いたと思うテーブルや引き出し、バッグを丹念に探しましょう。それでも見つからない場合は、昨日薬を飲んだ後に行った場所や、薬を持って行ったかもしれない場所を思い出し、その場所も確認してみてください。
それでも見つからない場合は、処方箋をもらった医療機関に連絡する。
薬を処方してもらった医療機関に連絡し、紛失した事情を詳細に説明します。その上で、どのように対応すれば良いか具体的な指示を医師から受けてください。
<一般的な対応は以下の通り>
処方箋を再発行もしくは、再度診察を受けた後での処方箋の再発行の対応になりますが、診察料も含めて自費での支払いになります。また、調剤薬局にてお薬を受け取る際も自費での支払いになります。保険を利用することができません。
これらは、医師の診断がないと処方できないお薬を、保険を悪用して受け取るなどの不正行為を避けるために、厳格に対処しなければならないという事情があります。
お薬をなくさないように工夫をする。
せっかく、症状を改善するためにお薬を受け取っているわけなので、紛失せずに定期的に服用できるようにします。原則、以下のように管理することをおすすめします。
専用の保管場所の設定
お薬を保管する専用の場所を設け、常に同じ場所に保管することで、紛失のリスクを減らします。お薬をもらったら、すぐにその保管場所に保管します。また、湿気や直射日光を避け、子供の手の届かない安全な場所にすることが重要です。そして、お薬を取り出す際は必ず元の場所に戻す習慣をつけることが大切です。
リマインダーの活用
スマートフォンやタブレットのリマインダー機能を利用して、薬を飲む時間にアラームを設定します。これにより、お薬の飲み忘れを防ぎつつ、お薬の所在を常に意識することにもつながります。また、お薬が少なくなってきたら補充するタイミングもリマインダーで設定できるため、無くなる前に新たに準備することが可能です。
まとめ
お薬がなくなったら、まずは心当たりがある箇所を中心にお薬を探しましょう。その後、どうしてもなかった場合は、処方箋を発行してもらった医療機関に連絡をして指示を受けてください。その際に、処方箋が再発行される場合は、保険が使えないです。お薬も同様ですので、お薬は忘れないように保管場所を決めて、それ以外の場所に置かないなどの工夫をするようにしましょう。