口内炎はなぜできる?原因と対処方法、市販薬の選び方

口内炎ができると、食事や会話のたびにしみて、いつもの生活が少しつらくなります。

「疲れているだけかな」と思っていても、なかなか治らないと不安になりますよね。

口内炎は、口の中の粘膜に起こる炎症の総称です。頬の内側、舌、唇の裏、歯ぐきなどにできることがあり、白っぽい小さな潰瘍や赤み、痛みとして気づくことが多いです。

多くは数日から1〜2週間ほどで落ち着いていきます。ただし、原因や症状によっては、市販薬で様子を見るよりも医療機関への相談が必要な場合があります。

この記事では、口内炎ができる原因、できた時の対処方法、市販薬を選ぶ時の考え方、受診した方がよい症状について解説します。

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目次

口内炎はなぜできるのか?

口内炎の原因はひとつではありません。

よくある原因は、口の中を噛んでしまった傷、歯ブラシによる刺激、熱い食べ物によるやけど、合わない入れ歯や矯正器具などです。小さな傷に刺激が加わると、炎症が起こりやすくなります。

疲れや睡眠不足、ストレス、栄養バランスの乱れも関係します。忙しい日が続いた後に口内炎ができる人は少なくありません。家事や仕事、育児で食事が偏ったり、睡眠が短くなったりすると、口の中の粘膜の状態が乱れやすくなります。

口の中の乾燥も原因のひとつです。唾液には、口の中を洗い流し、粘膜を守る働きがあります。口呼吸が多い、薬の影響で口が乾きやすい、水分が不足しているなどの場合は、口内炎ができやすくなることがあります。

また、ウイルスやカビなどの感染が関係する口内炎もあります。唇の周りに水ぶくれができる、ピリピリした痛みがある、同じ場所に繰り返す場合は、一般的な口内炎とは別の病気が関係していることもあります。

口内炎ができた時の対処方法

口内炎ができた時は、口の中を清潔に保つことが大切です。

歯みがきは無理に強くこすらず、やわらかめの歯ブラシでやさしく行います。痛みが強い時は、患部に歯ブラシが当たらないように注意しましょう。うがいも役立ちます。食後に口をすすぐことで、食べかすや刺激物を残しにくくなります。アルコールを含む刺激の強いうがい液は、しみることがあるため注意が必要です。

食事では、辛いもの、酸味の強いもの、熱すぎるもの、硬いものを避けると痛みを減らしやすくなります。みそ汁やスープも熱いままだとしみやすいため、少し冷ましてから食べると安心です。食べにくい時は、やわらかいご飯、豆腐、卵料理、ヨーグルト、煮込み料理など、口当たりのよいものを選ぶと負担が少なくなります。

睡眠不足や疲れが続いている時は、休養も大切です。口内炎は口の中だけの問題に見えますが、体調の変化が表れやすい場所でもあります。

市販薬を購入する時はどんな薬を選べばよいのか?

口内炎の市販薬は、症状や場所に合わせて選びます。

薬局で相談する時は、「いつからあるか」「どこにできたか」「何個あるか」「痛みの強さ」「発熱や水ぶくれがあるか」「繰り返しているか」を伝えると、薬剤師が判断しやすくなります。

炎症や痛みが気になる時

炎症を抑える成分を含む外用薬が選択肢になります。

代表的な成分には、ステロイド性抗炎症成分のトリアムシノロンアセトニドがあります。炎症が強い口内炎に使われることがありますが、感染が疑われる場合や、広い範囲にただれがある場合には向かないことがあります。

ステロイド成分を使ってよいか迷う時は、自己判断せず薬剤師に相談してください。

刺激から守りたい時

患部を覆うタイプの貼付剤や軟膏があります。

話す、食べる、歯が当たるなどの刺激で痛みが出る場合は、患部を保護する剤形が合うことがあります。唇の裏や頬の内側など、場所によって貼りやすさが変わるため、薬局で相談すると選びやすくなります。

口の中全体が荒れている時

うがい薬やスプレータイプが選択肢になります。

抗炎症成分として、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物などが使われることがあります。口の中の広い範囲が気になる時や、軟膏を塗りにくい場所にある時に検討されます。

栄養バランスが気になる時

ビタミンB群などを含む内服薬が選択肢になることがあります。

ただし、ビタミン剤を飲めばすぐに治るというものではありません。食事の偏り、睡眠不足、疲れが重なっている時の補助として考えるとよいです。

市販薬は、症状をやわらげるための選択肢です。原因が感染症や別の病気にある場合、市販薬だけでは対応できないことがあります。

医療機関に相談した方がよい場合

口内炎はよくある症状ですが、すべてをセルフケアで済ませてよいわけではありません。

2週間以上たっても治らない場合は、歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科などへの相談をおすすめします。長引く口内炎の中には、口腔がんや粘膜の病気など、確認が必要なものが含まれることがあります。

何度も繰り返す場合も相談が必要です。栄養状態、口の中の刺激、歯や入れ歯の状態、全身の病気、服用中の薬などが関係していることがあります。

痛みが強くて食事や水分がとれない場合も、早めの受診が安心です。脱水や体力低下につながることがあります。

口の中に水ぶくれがある、唇の周りにピリピリした痛みがある、発熱を伴う場合は、感染症が関係している可能性があります。市販薬を選ぶ前に相談した方が良いでしょう。

口内炎だけでなく、皮膚の発疹、目の充血、のどの痛み、高熱、唇や口の中の広い範囲のただれがある場合は、薬の副作用など重い症状が隠れていることがあります。このような時は、すぐに医師、歯科医師、薬剤師へ相談してください。

妊娠中、授乳中、持病がある方、複数の薬を飲んでいる方、小さなお子さまの場合も、市販薬を選ぶ前に薬剤師へ相談すると安心です。

まとめ

口内炎は、口の中の傷、疲れ、睡眠不足、栄養バランスの乱れ、口の乾燥、感染など、さまざまな原因で起こります。

軽い口内炎であれば、口の中を清潔に保ち、刺激の少ない食事を選び、休養をとることで様子を見ることがあります。

市販薬を選ぶ時は、痛みや炎症を抑えたいのか、患部を保護したいのか、口の中全体をケアしたいのかによって選び方が変わります。成分や剤形によって向き不向きがあるため、迷った時は薬剤師に相談してください。

2週間以上治らない、繰り返す、痛みが強い、発熱や水ぶくれがある、広い範囲にただれがある場合は、医療機関への相談が必要です。

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