小さなお子様に粉薬を飲ませる方法とは？

小さなお子さんに薬を与えるのは、とても難しい問題の一つです。特に粉薬は、薬を好まない子供に与えることが非常に難しいお薬です。この記事では、粉薬が苦手なお子様に薬を与える方法を紹介しています。

小さなお子様に粉薬を飲ませる方法とは？

指を使って飲ませる

お薬に水を数滴加えてペースト状にし、そのペーストを指に乗せて小さなお子様の頬の裏側か上あごに塗る手法です。赤ちゃんが飲みやすくなるように、素早く行うのがポイントです。

スポイトを使って飲ませる

お薬を少量の水で液状に溶かした後、スポイトを使用して赤ちゃんの口の脇から液体を流し込む手法です。この方法では、赤ちゃんが薬を飲むことを嫌がることを避けるために、迅速さが必要です。

哺乳瓶の口を使って飲ませる

お薬を少量の水で液状にして、普段使っていない哺乳瓶の口を赤ちゃんにくわえさせ、その中にお薬を注ぎ込む方法です。この際、薬が口内に残らないように、投与後に水を飲ませることが重要です。

おくすりのめたねを使う

らくらく服用ゼリーと一緒に服用する方法です。専門の薬局では、服薬を助けるための製品（おくすりのめたねなど）を取り扱っています。服薬に苦労している場合は、薬剤師に相談してください。

粉薬を飲ませるのにやってはいけないこととは？

母乳やミルクと混ぜる。

粉薬などの薬を主食に混ぜて与えると、その味の違和感に気づき、母乳やミルクを摂らなくなります。ただし、粉薬の中には、アイスクリームなどと混ぜてとることができるものもあります。粉薬によっては、相性の良いものと悪いものがあります。そのため、子供が粉薬が苦手であることを医師と薬剤師に相談し、適切な服薬指導を受けることがとても重要です。

他の薬との不適切に混ぜる・併用する。

他の薬との併用は薬の効果に影響を与える可能性があります。新しい薬を始める前には、医師や薬剤師に相談してください。また、薬剤師の服薬指導で指導されていない服用方法をとるのはやめましょう。

ジュースで飲む。

粉薬を溶かす際には、通常、水を使用します。ジュースやソフトドリンクなど他の液体を使用すると、ジュースの酸性で粉薬のコーティング剤が溶け出して、苦味が増すことや、成分が反応して効き目が弱くなったり、逆に強くなったりすることもあります。

医師や薬剤師に相談しよう

どうしても駄目な場合は、お一人で悩んでも答えが出てきません。医師（小児科）や薬剤師に相談し、さまざまなお薬の飲ませ方を指導してもらいましょう。

また、お薬を飲ませる時は、雰囲気がとても重要です。無理矢理お薬を口に入れようとしたり、怒っていたりすると、その雰囲気が苦手になり、頑なにお薬を飲まなくなる可能性もあります。苦手なことであれば、粉薬をちゃんと飲んだ時にご褒美をあげたり、「よくできたね！」と声がけをすることで、苦手意識がだんだん緩和されていきます。