お薬の一包化とは?お願いする方法とメリットとデメリット
一包化とは、複数の異なる医薬品を一回分ずつ個別に包装することです。例えば、朝、昼、夜の食後の服用の場合、その時1回ごとに個装します。この方法は、特に複数の処方薬を定期的に服用する患者様にとって、薬の管理を容易にし、服用ミスを防ぐのに役立ちます。
調剤薬局で一包化を行うには、基本的に処方箋による医師の指示が必要です。または、薬剤師が患者の服薬状況を確認し、必要性が認められた場合に処方医への確認を経て一包化を行うことも含まれます。
ただし、医師の指示がない場合でも、薬局のサービスとして有償での一包化調剤が可能なこともあります。
目次
一包化のメリットと注意点
一包化は、薬の管理を簡素化し、服薬の正確性を高めることで、患者の治療成果を向上させる有効な手段です。
一包化のメリット
お薬を一包化するメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
服用が簡単になる | 薬を一つ一つ用意する手間が省け、一包化されたパッケージから必要な薬を取り出すだけです。 |
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服用のミスが減る | パッケージに服用のタイミングが書かれているので、薬の飲み忘れや重複服用のリスクが減ります。 |
持ち運びやすさ | 一包化された薬は持ち運びに便利で、外出先や旅行中でも管理しやすいです。 |
服薬指導がしやすい | 薬剤師が患者への指導をしやすくなり、患者の理解も深まります。 |
一包化のデメリット(注意点)
一包化されている薬は、包装を開けるまで湿気や光から保護されていますが、開封後はその保護が失われるため、開封後は早めに服用することが推奨されます。また、一包化は全てのお薬ができるわけではないので、対象外になっているお薬の服用のお忘れには注意が必要です。
一包化にはお時間がかかります。
一包化を希望すると、梱包のし直しに時間がかかります。そのため、一包化を希望する時は、薬局が混み合わない時間帯を指定するか、医師に指示された処方箋をFAXやアプリで事前に調剤薬局に送信し、予約するのが良いでしょう。
ハニュウ薬局では、LINEで処方箋を送信することができます。これにより、お薬の準備が終わった時にメッセージでご連絡が届き、待ち時間のない来店のタイミングを把握することができます。