内服液剤とは?シロップ剤との違いや服用方法を解説
内服液剤とは何か?その特徴と利点について
内服液剤とは、薬の成分を水やアルコールなどの液体に溶かした飲み薬のことです。内服液剤は、錠剤やカプセル剤などの固形剤と比べて、飲みやすく、体内への吸収が早いという特徴があります。特に、小さなお子様や高齢者の方には飲みやすい剤形であり、服用しやすいというメリットがあります。また、薬の量を細かく調整しやすいため、体重や症状に合わせた適切な量を服用することができます。
内服液剤の中でも、シロップ剤は、糖類や甘味料を加えた甘い液剤です。一方、一般的な内服液剤は、甘味料を加えていないことが多く、味は苦みや酸味があることもあります。シロップ剤は、主に小児用の薬として使用され、味が良いため飲みやすいのが特徴です。
内服液剤の保管方法
内服液剤は、直射日光を避け、涼しい場所で保管することが大切です。特に、冷蔵庫での保管が指示されている場合は、指示通りに保管しましょう。
また、内服液剤は時間が経つと、濃度が変わったりすることがあります。そのため、開封後は指示された期間内に使い切ることが重要です。さらに、内服液剤は飲み間違いや誤飲のリスクが高いため、子供の手の届かない場所で保管し、飲む際には必ず説明書をよく読んで正しく服用することが大切です。
内服液剤の服用方法
内服液剤の服用方法は、説明書をよく読み、正しい量を正しいタイミングで服用することが基本です。
内服液剤を服用する際は、飲む前によく振ることが大切です。特に、懸濁剤と呼ばれるタイプの液剤は、薬の成分が液体の中に浮いている状態になっているため、時間が経つと沈殿してしまう性質があります。沈殿した薬を飲んでしまうと、薬の効果が十分に得られない可能性があるので、服用前には必ずよく振って、薬の成分を均等に分散させてから飲むようにしましょう。
また、内服液剤を飲む際は、薬札に書かれている指示量を守ることが重要です。薬に添付されているコップやスポイトを使って、正確な量を測って飲むようにしてください。コップやスポイトを使わずに目分量で飲んでしまうと、飲む量が多すぎたり少なすぎたりするため、正しい効果が得られない可能性があります。
処方されたお薬は、しっかり服薬指導通りの服用をお願いいたします。
内服液剤についてわからないことがあれば、薬剤師に相談しよう
内服液剤は便利な剤形ですが、正しく保管し、正しく服用することが大切です。もし、内服液剤の保管方法や服用方法について不明な点があれば、ぜひ薬剤師に相談してください。ハニュウ調剤薬局では、経験豊富な薬剤師が丁寧にご説明いたします。